シロアリ対策のヒント~住宅に使う断熱材の選び方で防蟻効果UP~

断熱材の選び方で変わる!シロアリに強い家の作り方 断熱材の選び方で変わる!シロアリに強い家の作り方

シロアリに関する正しい知識を身につける

白蟻被害

シロアリ対策を講じるには、シロアリに関する最低限の知識を身につけることが必要です。正しい知識を持っていれば、シロアリの早期発見につながりますし、極力手間をかけずにシロアリ対策が図れます。

シロアリの生態に関する疑問

シロアリはどうして木を食べるんですか?
シロアリは生命力が強い虫です。女王アリの寿命は10年以上と長く、その間子孫を残すために餌を食べながら卵を産み続けます。同じ巣に留まって巨大なコロニーを作り上げていくので、床下の木材や土、コンクリなどを食い尽くすこともあります。コロニーを構成するシロアリの数はイエシロアリの場合、百万匹単位です。早期発見が遅れるとそれだけ家への被害も大きくなるのです。
木以外も食べるんですか?
シロアリは「悪食」と言われるほどなんでも食べる傾向にあります。餌にたどり着くまで突き進んでいくため、断熱材やコンクリート等も平気で食い荒らします。床下の土をくぐりぬけ、隣家へコロニーを拡大することもあるようです。通り道の邪魔になれば、ビニールコーディングされた電線をも噛みちぎることもあります。雨漏り等が原因でシロアリが発生した場合、絶縁体がむき出しになった電線があれば漏電や火事につながることもあります。
住宅の断熱材もシロアリは食べるんですか?
シロアリは柔らかい素材を好みます。家の床下にある木材だけではなく断熱材なども食することが報告されています。最新商品は防蟻効果をプラスし、シロアリの食害から家を守る加工がなされていますが、中古住宅など築年数が古い住宅によっては、防蟻加工がなされていない断熱材が入っている可能性も十分考えられます。中古住宅のリノベーションを行い、家の間取り作りから始める場合は、断熱材をすべて交換し防蟻効果を高めましょう。これだけでも大きなシロアリ対策につながります。

シロアリ対策するなら断熱材の種類を選ぶ

断熱材の種類は数多くあります。断熱効果にプラスしたシロアリ対策も考慮するならどのような種類の商品を選ぶのが良いのでしょうか。

断熱材の種類とシロアリの関係

発泡プラスチック系断熱材
プラスチック樹脂に発泡剤を加えて作られる断熱材です。高い断熱性能を持ち軽量化が実現されています。柔らかい素材でできているため、シロアリ被害に遭いやすいというデメリットがありますが、防蟻加工を施した商品が増えています。ただし、その効果は永久的ではありませんので、シロアリの生息域では土と接する部分(床下における外断熱)での使用は避けるべきです。
繊維系断熱材
グラスウールやロックウールという繊維をもって断熱効果を高める「繊維系断熱材」は湿気に弱いデメリットがあります。雨漏りなどで水を含んでしまえば乾きにくく、シロアリの棲みかに最適な環境を作り出してしまいます。結露防止加工と水回りからの浸水を防ぐことでシロアリ対策につなげます。
天然繊維系断熱材
羊毛や綿、セルロース系の天然繊維系断熱材は、オーガニック住宅等に用いられる傾向があります。シロアリは木材のセルロースを好む傾向にあり、紙や布なども好物の一つです。羊毛等でできた断熱材は、動物性たんぱく質摂取には好適品です。餌としてはもちろん、蟻道を作り餌へ向けた進行路を作りやすいこともあり、まさに食害に遭いやすい素材と言えるでしょう。
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